makers Unlearn 2026 | テクノロジーの未来学

最終課題
わたしの「つくる」から始める未来

遡る(Not Now)→ 向け直す → 描く(Not Here)

形式
自由(文章・スライド・映像ほか)
提出
随時/再提出可
表彰対象
2027年3月末までの提出分

INTROこの課題について

全8回を通してこの科目がやってきたのは、未来を予測することではなく、未来を考えるときに使っている前提のほうを剥がすことでした。最終回のワークで一周したサイクルを、今度は時間をかけて、もう一周深くやってみてください。

順番には意味があります。いきなり未来像から描き始めると、たいてい「いまの延長線上の、少しよくなった世界」になります。だからまず自分がすでにつくっているものから出発し、それを人類史の深さまで遡り、働いている本能を見つけ、その本能を向け直してから、その先を描く。頭で構想したものからは、構想した以上のものは出てきません。

ASSIGNMENT課題──3つのステップ

STEP 01

遡るNot Now

本能とは、順応主義(まわりに合わせ、集団の型を写しとる)・宗教性(見えないものを信じる)・部族主義(内と外を分ける)、そしてその下にある深い層=生存の本能(食べる、身を守る、道具をつくり技を伝える)のことです。名づけの変更が効きます。「イベント運営」と書けば最近の営みですが、「儀礼」と捉え直せばずっと古くまで遡れる。同じものでも、名づけを変えると遡る先が変わり、見えてくる本能が変わります。

STEP 02

向け直すReframing

本能は敵ではなく両刃です。順応主義は「みんなと同じものしかつくれない」働きであると同時に、技術が受け継がれ積み上がる条件でもある。宗教性は前提を見えなくすると同時に、まだ無いものを信じる力でもある。部族主義は分断を生むと同時に、大きなものを共同でつくる強度を生む。消すのではなく、向け直す。
「まるで◯◯であるかのように(As if)」の型で書いてみてください。もしも(What if)は、まだ願っている段階です。〜かのように(As if)は、あたかもその世界に住んでいるかのように振る舞うことで、認識のほうを変えていく態度です。

STEP 03

描くNot Here

現在からの予測(外挿)ではなく、ここでもなく、いまでもない場所から。時間軸の先ではなく「いま同時にありうる、もうひとつの現在」として描くと、「まだ先の話」という逃げ道が塞がります。
コツがひとつあります。前提はひとつだけ差し替えること。ふたつ以上動かすと、読む人はどこが変わった世界なのか読めなくなり、ただの絵空事に見えます。差し替えはひとつでいい。そのかわり、その世界の日常の手触り(誰が、どんな場所で、どんな顔でそれをしているか)まで具体的に書いてください。具体性を上げるほど、問いは強くなります。
→ 詳しくは参考資料「A/BからC/Dへ」(C/Dリスト全19行とセルフチェック)をご覧ください。

FORMAT形式と分量

SUBMISSION提出について

提出期限は設けていません。ただし表彰の対象となるのは、2027年3月末までにご提出いただいたものです。

一度出して、あとで考えが深まったら再提出できます。むしろ推奨します。まず思考がホットなうちに軽く出し、技術哲学・技術史・技術の人類学・デザイン論と進むなかで深まったら、書き直して出し直す——そういう使い方をしてください。

提出はこちらのフォームから

お名前と提出ファイルをアップロードするだけです。Word・PDF・スライド・動画・画像など形式は問いません(5ファイルまで、1ファイル100MB以内が目安)。アップロードにはGoogleアカウントへのログインが必要です。再提出も同じフォームからどうぞ。

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POINTS取り組むときの視点

評価というより、書き終えたあとに自分で確かめるためのものとして挙げておきます。

分からないでいいから、みんなで考えようぜ。第8回・最終回の締めくくりより

MATERIALS参考資料

この課題は、第8回(2026年8月3日)の講義内容を踏まえて作成したものです。質問はDiscordで受け付けています。