MACHINE CONSCIOUSNESS 2026 | DAY2 講演

鈴木大地「高次予測プロセスとしての意識:(人工)生命から(人工)意識への橋渡し」

2026年10月25日(日)14:00–15:00 | 意識研究財団 カンファレンス「マシン・コンシャスネス」

AIまとめ(登壇者本人の確認なし)
Zoomの自動字幕と、それをもとにした実況投稿から、AIがまとめ、別のAIが字幕と突き合わせて確認したものです。登壇者ご本人の確認は受けていません。字幕の誤認識などにより、内容に誤りを含むことがあります。スライド画像は配信画面から切り出したものです。

生物学者の鈴木さんは、観察から始める「ナチュラリスト」の立場から、意識を生物進化の中で考えるアプローチを紹介しました。まず、翻訳した動物倫理の本にふれながら、人工意識の倫理で押さえておくべき点(有感性と知性の区別、基準攻略問題、リスクの非対称性)を説明。次に、ファインバーグ&マラットとギンズバーグ&ヤブロンカという二つの進化生物学的アプローチに共通する前提として、「感覚運動表象系」と「価値予測系」の二つの系が結びつくこと(カップリング)を取り出しました。そこから、価値づけられた世界モデルは必然的に予測的になり、意識をもつエージェントはそれを主観的世界として経験する、と論じました。さらに、能動的推論に残る「組み合わせ問題」を、集合的予測符号化(CPC)を多細胞化に当てはめることで回避する構想と、より生命っぽい人工意識を作る構想を示しました。質疑では、なぜ生物学的自然主義なのか、メタ認知はどこから来るのか、などが議論されました。

1. 「辺縁」にある意識の倫理と政策

スライド:「辺縁」にある意識の倫理と政策(ジョナサン・バーチ著『意識の辺縁』の紹介)
配信画面より

2. 人工意識の倫理:知性ではないこと、基準攻略問題、リスクの非対称性

スライド:人工意識の倫理と政策(提案21 有感性は知性ではない/提案22 基準攻略問題/提案24 先行原則)
配信画面より

3. ナチュラリストの態度

4. 観察から始める:意識をどこまで帰属させるか

5. 生物進化から意識を考える

スライド:生物進化から意識を考える(生命 → 最初の多細胞動物 → 神経系 → 意識、Modified from Feinberg & Mallatt 2018)
配信画面より

6. 二つの進化生物学的アプローチ

スライド:進化生物学的アプローチ(ファインバーグ&マラット/ギンズバーグ&ヤブロンカの比較表)
配信画面より

7. 最小限の意識の「目印」

スライド:The Neuroscientist Consensus → 最小限の意識の「目印(マーカー)」は?
配信画面より

8. 無制約連合学習

スライド:G&Jの「無制約連合学習」(Unlimited Associative Learning)
配信画面より

9. 共通の前提:感覚運動表象系と価値予測系のカップリング

10. 意識の創発メカニズム(?)

スライド:意識の創発メカニズム(?)(感覚運動表象系・価値予測系・カップリング、例:幽霊の正体見たり枯れ尾花)
配信画面より

11. 機械も「錯覚」する

スライド:機械も「錯覚」する(回転ヘビ錯視)
配信画面より

12. 価値(意味)の起源と、目的の段階

スライド:目的(telos)の3つの段階?(生/主観的体験/象徴化・合理化、Modified from Ginsburg & Jablonka 2019)
配信画面より

13. 能動的推論と「組み合わせ問題」

14. 集合的予測符号化(CPC)と多細胞化

スライド:集合的予測符号化(Collective Predictive Coding, Taniuchi 2024 / Taniuchi et al. 2025)
配信画面より
スライド:多細胞化におけるCPC(オオヒゲマワリ〔ボルボックス〕の多細胞個体の目的指向性と各細胞の目的指向性)
配信画面より

15. 生命っぽい人工意識を作る構想

16. まとめのスライド

スライド:まとめ(有感性と知性の区別・基準攻略問題/ミニマルな意識の目印/感覚運動系と価値予測系のカップリング/能動的推論のconflict/集合的予測符号化)
配信画面より(講演の最後に示された「まとめ」)

17. 質疑応答から